買戻しとは
肉親や親族などが、任意売却の買主として、その物件を購入してくれる事をいいます。
買戻しを成功させるためには、
- 共有者や保証人の同意を得る事。
- 親族肉親で買取予定者を探し、買取予定者が現金で買うのか金融機関から融資を受けて購入するのか確認し、資金計画を建てたる事。
- 滞納税金について市町村が差し押さえを外してくれるか、市役所に事前に相談に行きその可能性を確認する事
- 債権者が任意売却に応じるかを検討する事
上記1~4について同意や確認が出来て、親族肉親で買い取り予定者が決まり資金の目途が立った場合、任意売却による買い戻しが成功する確率は高いです。
買戻しの流れ
買戻しについてのご相談
買戻しについてご相談をさせて頂き、親族等の買取希望者の資金等をお聞きして、物件の売却価格等も概算し、税金の差し押さえの状況や債務の金額も確認して買戻しが可能かどうか検討します。
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当社と専任媒介契約を締結する
当社が依頼者の代理人として、物件調査・価格査定・契約書の作成・債権者や市役所等との交渉を行う為に、当社と専任媒介契約を締結して頂きます。
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不動産の価格の査定をし買取予定者と買い取り価格の確認をする
当社において、公図や登記簿謄本を取り、境界線の確認や、市役所で用途地域の確認や容積率等や斜線制限等の確認をして、近隣の取引事例や路線価格等を参考にしていくらで当該物件が売却出来るか価格の査定をして、価格査定書を作成します。そして、買取予定者と買い取り価格の確認をして、買取予定者が買い取り可能かどうか、手持ち資金や金融機関融資等による資金確保が出来ているか確認をします
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債権者との交渉
債務者やサービサーと任意売却について交渉を致します。なお、税金の滞納による差し押さえがある場合は市役所等と差し押さえを外して頂くように交渉いたします。
なお、多重債務者等で消費者金融等に過払い金がある場合は弁護士等を紹介し、過払い金の減額請求を致します。
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任意売却の成立
差し押さえが外れ、親族等の買取希望者が、滞納税金や不動産仲介手数料・登記費用等を差し引いた残金について、債権者に配当し、親族等の買取予定者に所有権が移ります。
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買戻しの完了
債務者から親族肉親の買取予定者に所有権が移り、債務者は今まで通り、そのままそこに住むことが出来ます。その結果、子供さんの通学等に関しても引越しの必要がなくなりまして、友達関係もそのままで何の心配も無く生活が従来どおり出来ます。
なお、買取をした親族肉親との間においては、使用貸借・賃貸借の関係が発生いたしますので、使用貸借契約・賃貸借契約を締結いたします。